平昌オリンピック開幕まであと数えるほどとなりました!
今回の冬のオリンピックは長野オリンピック以来20年ぶりのアジア開催です。
なので時差もなく選手たちも移動に負担が無いですし、リアルタイムで応援することが出来るので、否が応でもでも盛り上がります。
フィギュアスケートやスピードスケート、スキージャンプなどなどメダルが期待できる競技が有りますが、他にも面白そうな競技が沢山あります。
今回はその中から、「氷上の格闘技」と呼ばれるアイスホッケーについてご紹介します。
「氷上の格闘技」アイスホッケー
猛スピードからの激しいコンタクトで「氷上の格闘技」と呼ばれるアイスホッケー。
北米や東・北ヨーロッパで高い人気を誇り、カナダ、チェコなどでは国技になっています。
各国でプロリーグが盛んで北米のプロリーグであるNHL(ナショナルホッケーリーグ)はNFL(フットボール)、NLB(ベースボール)、NBA(バスケットボール)とともに4大リーグに数えられるほど。
オリンピックでの歴史も古く、初めてアイスホッケーが行われたのは1920年のアントウェルペン(アントワープ)大会で、当時はまだ冬季オリンピックが実施されておらず、夏期オリンピックで実施されました。
当時のオリンピックは期間が半年ほどと長かったので氷上競技は春に行っていたとのこと。
冬季第1回大会から男子は正式競技として行われていましたが、女子は1998年長野大会から正式競技となりました。また、プロ選手の参加が認められたのも長野大会からです。
アイスホッケーの競技概要
平昌オリンピックでは男子12、女子8か国が出場し、1次リーグを経て決勝トーナメントでメダルを争います。
1次は4チームずつ、男子3組女子2組に分かれ、それぞれ総当たり戦を実施、その順位に応じてトーナメントの組み合わせがきまります。
競技は6人対6人で行われますが、各チームゴールキーパー2人を含む22人までベンチ入りできます。
選手は常に動き回っているため体力の消耗が激しいので1分程度で交代を繰り返し試合を行います。
また、意外ですがゴールを狙わない限りパックを手や足で扱うことが可能で、宙に浮いたパックを手でたたき落としたり、足でパスする事も可能です。
アイスホッケーゲームの流れ
ピリオドという20分の単位を計3回行いその合計得点数の高い方が勝ち。
同点の場合は延長戦を行う。
第1ピリオド →休憩 → 第2ピリオド →休憩 →第3ピリオド
(ピリオド20分、休憩15分)延長戦(5分)
延長戦でも決まらない場合は、ゲームウイニングショットと呼ばれる、サッカーのPKのようなもので決着をつける。
反則があった場合はペナルティーボックスという場所に反則の種類によって2分から10分間待機することになります。
アイスホッケー観戦のポイント
氷上ならではのスピーディで目まぐるしい展開、男子の場合は高速でぶつかり合う肉弾戦も見ものです。(女子は体当たりが認められていません。)
通所の球技だとゴールより後ろに出た場合はプレイが止まりますが、ホッケーの場合、ゴールの裏側でもプレーが続行されるのが特徴で裏からパスをどういう風にゴールにつなげるかが勝敗を左右します。
相手が反則しペナルティーボックスに入り人数が減った場合、人数の多いチームの攻撃を「パワープレー」と呼び、これも見どころとなります。
アイスホッケー競技日程
女子予選ラウンド 2月10日(土)~15日(木)
女子準々決勝 17日(土)
女子5-8位決定予備戦 18日(日)
女子準決勝 19日(月)
女子5-6位、7-8位決定戦 20日(火)
女子3位決定戦 21日(水)
女子決勝戦 22日(木)
男子予選ラウンド 2月14日(水)~18日(日)
男子予選プレーオフ 20日(火)
男子準々決勝 21日(水)
男子準決勝 23日(金)
男子3位決定戦 24日(土)
男子決勝戦 25日(日)
さいごに
アイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」は、2大会連続3回目のオリンピック出場で、平昌オリンピックでは初めてのメダル獲得を目標に掲げています。
日本はオリンピック本番を前に24日、東京 西東京市でオリンピックには出場しないドイツと壮行試合を行い、格上のドイツに攻め込まれる場面もありましたが堅い守りで得点を許さず、日本はドイツに6対0で勝ちました。
本番もこの調子で頑張ってほしいですね!
追記
日本女子ホッケーチームがオリンピック初勝利を得た今回のオリンピック。
フィギュアスケートも同様だと思いますが、アイスホッケーもなかなか練習環境が厳しい中、大きな1歩だと思います。
お疲れさまでした。