ママチャリ文化の日本でも最近ではスポーツバイクがはやったこともあって、自転車に乗る際にもヘルメットをかぶっている人を見るようになりました。
反対に子供を自転車の後ろに乗せているのに子供がヘルメットをかぶっていないという光景も目にすることがあります。
では実際の所、自転車においてヘルメットの着用は各個人の判断なのかそれとも法的な指示があるものなのかどうかを確認したいと思います。
子供のヘルメット着用は義務!!
結論から言うと子供のヘルメット着用は義務です。道路交通法では13歳未満(12歳まで)の子供が自転車に乗る場合や幼児が保護者と同乗する場合はヘルメットをかぶらせるようにすることとなっています。
しかし、これは保護者への努力義務となっていて子供がヘルメットをかぶっていない場合や親がかぶらせていなかったとしても罰則があるわけではないのです。
そのため自転車のヘルメット着用は定着していないのです。
年齢とともに着用率低下
KDDIが3月に成人の男女、1000人にアンケート調査したところによると子供のヘルメット着用について「かぶっている」「かぶらせている」と回答があったのは約4分の1にとどまったとのこと。
着用率は6歳以下の子供だと58%。小学生が47%、中学生が33%、高校生が18%と年齢が上がるほど低下しているということです。
かぶらせていない理由の中に「着用を嫌がる」というのもあります。
確かにお年頃になれば髪型とかが気になりますので着用率が下がるのは分からなくはないですね。
小さな子供にはかぶらせよう
自転車で転んだりぶつかったりしたときに、子供たちの頭を守ってくれるのはヘルメットです。
もちろんヘルメットだけで万全というわけではありませんが正しく着用することによって被害を減らすことは間違いないのでとくに小さいお子さんには着用するように促しましょう。
正しくかぶらなければ意味がない
ヘルメットは正しくかぶらなけばその性能を発揮することが出来ません。
例えば、あご紐がゆるゆるではイザという時にヘルメットが脱げてしまったりしては意味がありません。正しくかぶるポイントはいかの通りです。
・サイズが合っているか
自転車用のヘルメットは調整機能が備わっていてダイヤル等で調整する事でフィットするようになっているのである程度のサイズ調整が行えます。
しかし、その調整範囲を超えているようであればサイズが合っていないので適したサイズのヘルメットを選択しましょう。
・かぶる位置
かぶる位置は眉毛のちょっと上くらいです。これより浅いとおでこが危険です。
また深いと視界が悪くなるので注意しましょう。
・あご紐の長さ
あご紐はヘルメット装着した時に指が3本ほど入る長さが良いでしょう。
長すぎる転倒した際にヘルメットが脱げてしまい危険です。逆に短すぎても呼吸が苦しくなってしまうので違和感の無い長さに調整しましょう。
まとめ
繰り返しになりますが自転車に乗る際、小さい子供のヘルメット着用は義務となっています。
法令がどうのということよりもまず、親として子供の命を守ることは当然の事。
自転車は便利な乗り物ですが、2輪は必ず転倒するものと思い、ヘルメットを着用することで、万が一の時は最小限のケガで済むように備えましょう。
ヘルメットを正しくかぶって安全に自転車自転車と付き合っていきましょう。