気温が上がってくると生き物は活動的になってきます。
それは人間だけで無く、動物や虫も同じようです。繁殖のために燕であれば軒下に巣を作っているのを見たことがあると思います。
燕の場合、鳥の糞がちょっと困る事象になるとは思いますが、人間に対し攻撃をしてくることはあまりないと思います。
しかし、ハチが巣を作った場合。こちらが危害を加えなければ襲ってこないとしても気持ちの良いものではないですよね。
そこで今回は家の軒下にハチが巣を作ってしまった場合の対応についてご案内したいと思います。
ハチの種類を確認!
ハチの巣を発見!「ハチ」→「刺してくる」→「危険」→「駆除」という形で、早いところ何とかしたくなってしまいますよね?
けれども何の準備もせずに対応するのは大変危険です。人間もそうですが基本的にこちらが攻撃をかけてこない限りは相手も攻撃してくることはありません。
まず初めに確認しなければならないことはハチの種類です。
素人が対応可能なものと、業者にお願いしたほうが良いものがありますのでまずはハチの種類を確認しましょう。
巣の特徴は?
巣の特徴によってハチの種類を見分けることが出来ます。
スズメバチの巣の特徴は、
・巣の形がボール型
・下から見ると巣への入り口の穴が一つある
・マーブル模様の外被
アシナガバチの巣の特徴は、
・巣の形がはすの実を逆さにした様
・下から見ると巣穴が沢山ある
・ハチがたくさんついていることや、白い綿のようなものが見える。
対応可能な種類は?
スズメバチの場合でも初期の場合ならば、素人でも対応可能としている場合もありますが、スズメバチは1匹でも攻撃性と毒性が高いので、役所に相談するか業者に依頼したほうが無難であると考えます。
対して、アシナガバチは比較的おとなしいハチということで、順序に従って対応すれば、素人でも対応できます。
アシナガバチの特性
アシナガバチは春から夏前に巣つくりを始めます。巣ので来た初期の段階では女王バチと数匹のハチがいるだけなので駆除は早いうちが良いでしょう。
8月から10月くらいは活動が活発になるので、よほど危険がない場合は10月頃まで放置するということも検討してください。
11月から3月の冬の時期は、嬢王バチが越冬のため冬眠に入るので空き家の可能性が大です。
駆除する際の服装
駆除を行う時間帯ですが、ハチが巣に戻り自由に飛べない夜間に行います。
昼のうちに巣の場所を確認し、作業を行うのに邪魔になるものをあらかじめ片づけておきます。
吹き付ける薬剤は、ハエ、カ用でも可能ですが噴射力が弱いのでその分ハチの巣に近づかなければならないので、噴射力が強く少しはなられていても散布できる「ハチ専用」の殺虫剤を使いましょう。
服装ですが、長袖、長ズボン、手袋を着用しましょう。首にタオルを巻くと安全です。
見上げて処理することが多いと思うので薬剤が目に入ったり万が一ハチに目を攻撃されないようにゴーグルを用意しましょう。
同じく自分の身長よりも上に向けての処理なので帽子をかぶります。
アシナガバチの巣の駆除方法
夜になり服装などの準備が出来たらば実際に作業に入ります。殺虫剤を散布するので薬剤が流されない風の無い日が理想です。
巣の周りにハチが飛んでいたり活動していないようであれば活動を休止しているので巣にめがけて殺虫剤を噴射します。
殺虫剤の使用方法に従い巣を駆除するのに必要な時間(20秒~30秒ほど)噴射します。
その際、噴射中に弱ったハチが落ちて来ます。(正直、嫌な感じです・・・)
その後も、十分に薬剤を散布したら終了します。
翌日、日中に巣を確認しハチが飛び回っていない様であればハチの駆除は完了です。
他のハチが既存の巣を利用することは無いということなので巣はほっておいても良いらしいのですが、気分的に気になるので長い棒なのでたたき落としましょう。
ハチの巣の処分については各市町村で異なるのでその指示に従ってください。
さいごに
実際にアシナガバチの巣を駆除するときは結構、ドキドキしましたが巣がまだ初期段階だったことと、殺虫剤の効果で意外と簡単に対応できました。
そうは言っても刺される危険はあるので作業する際には、手順と準備はしっかりと確認しておきましょう。