梅雨の季節がやってきました。湿度が高くなりじめじめするこの時期は
カビにとって増殖に絶好の季節。カビにとっての快適環境は、
気温が20~30度、湿度が70%。
雨が多くなる梅雨に時期はカビにとっての最高の楽園となります。
家の中でも最も湿度の高い浴室は注意が必要です。
既に発生してしまった浴室の対処についてお届けしたいと思います。
風呂カビを撃退する3ステップ
浴室のカビを撃退するには大きく次の3つのステップを行います。
1.清掃(汚れ落とし)
2.カビ取り
3.水気取り
1.清掃(汚れ落とし)
お風呂場の汚れと軽いカビを落とします。入浴した際に出る、せっけんかすや
シャンプーの泡、皮脂汚れはカビの栄養源になるのでしっかり落としましょう。
浴室用洗剤を使ってスポンジで清掃しましょう。
2.カビ取り
カビ取り剤を使ってカビ落としをします。カビの発生している場所吹きかけ
5~10分置いたのち水でしっかり流します。これはカビの菌糸に浸透させる
為に必要な時間なので吹き付けてすぐこすったりすることはしない様に
しましょう。
カビ取り剤にも鮮度は重要で購入して時間がたっていたり、前回使用してから
大分時間がたってしまった物は、カビ取り効果が下がってしまうことがある
そうです。
注意書きにもあるようにカビ取り剤は塩素が含まれているので、他の洗剤と
混ぜてはいけません!危険です。
使用する際には必ず換気を行ってください。手荒れや気分が悪くなることを
避けるために使用する際にはゴム手袋やマスクをしましょう。
誤って目に入ってはいけないのでゴーグルをするのも良いでしょう。
カビ取り剤を使用する際は一定の距離をおいて使用する。
自分の目の高さより上に向けて使用しない等注意が必要です。
頑固なカビが残ったその時は
カビ取り剤を拭きかけ水で流したけれどまだカビが残ってしまった場合は
カビの残ってしまった場所にカビ取り剤を吹きかけ、その上にラップを
かぶせます。5~10分ほど置いたのち水で流します。
あまり長時間放置するとタイルなどの素材自体を傷つけることもあるので
注意が必要です。
3.水気取り
カビ対応で一番重要なのは、カビの発生を予防することです。
浴室全体を水で洗い流した後は雑巾などで水気をとります。カビが生えやすい
場所に防カビ剤を塗ると効果が長持ちします。
カビの生えやすい場所は、シャンプーボトルの裏、洗面器、排水口、天井
浴槽の蓋、窓の内側や窓枠です。
天井は脚立などを使わないと手が届かないのでフロアーモップとフローリング
シートなどで天井をふき取ることが出来ます。
カビ発生の予防
カビを発生させないためには、カビが繁殖する環境を使うらないことです。
当たり前のことですがそれが一番重要です。発生させなければカビ取りと
いう手間をはぶくことが出来ます。
カビの好む環境
カビが発生、繁殖するためには以下の環境が必要です。
1.温度 20~30度
2.湿度 70%
3.栄養 (シャンプーやせっけんカス、皮脂等)
お風呂は上記の条件が整っているので、梅雨時期だけでなく冬でさえ繁殖します。
カビを発生させない様にするために
カビの好む環境を作らなければ良いので、まず入浴が終わったらカビの栄養素と
なるものをなくしてしまいましょう。入浴後すぐに清掃できれば良いのですが
出来ない場合、浴室全体をお湯で流してしまうことによってカビの良い要素を
なくしてしまいましょう。
50度のお湯をかけると効果大。その後に冷たい水で室温を下げることでカビが
発生しにくくなります。
最後に換気ですが、換気扇を回し湿気を放出します。出来ることあらば浴室の
水気を雑巾等でふき取ってしまうと良いでしょう。
特にシャンプーボトルの下やせっけん置きなどは換気扇では対応できないので
ふき取るのが効果的です。
水切りが億劫という方は床だけでも吹いておくと効果があります。
まとめ
浴室のカビ対策は、清掃、カビ取り、水気取りの3ステップです。
特にカビは発生させないことがとても重要です。入浴後のひと手間で予防が出来
ます。
そうは言っても発生してしまったカビの対応が億劫という場合は、清掃のプロに
お願いしてみるのも一案だと思います。