毎年流行を見せるインフルエンザ!受験など人生の大事な時期に流行りだす厄介な感染症です。
高熱で苦しむだけでなく、場合によっては命を落としてしまうというニュースも以前に比べて増えているような気がします。
そこで今回は今からでも間に合うインフルエンザ予防法、感染発症してしまった場合の対応、についてご紹介します。
インフルエンザの予防法
インフルエンザの予防は何といっても、ウイルスを体内に入れないことが一番です。
ではウイルスを取り込まないようにするにはどうしたらよいでしょう。
マスク
インフルエンザの予防といってまず思いつくのはマスクだと思います。
けれども、マスクはインフルエンザや風邪の予防にそれほど効果的ではないということが言われています。
インフルエンザは患者のくしゃみ等の飛沫に含まれるウイルスを吸引すると感染しますが、飛沫が空中を漂う時間は短く直撃しない限り、口からウイルスが感染することは無いので、マスクによる防御の効果は限定的です。
この時期は多くの人が集まるイベントなどにみだりに参加しないことのほうが予防になります。
うがい
うがいをする事で、のどに付着したウイルスを外に吐き出します。
うがいの効果を高めるために「うがい薬」を使いたくなりますが、殺菌効果が強いものは粘膜を痛める上に、口やのどに棲んでいる常在菌まで死滅させてしまい、かえってインフルエンザに感染しやすくなってしまうこともあります。
うがいならば、もっと身近で効果が有るものが有ります。
それは「緑茶うがい」です。
緑茶の渋み成分であるカテキンに、殺菌、洗浄作用が有るからです。
紅茶には含まれるテアフラビンにも、緑茶のカテキンと同じ効果が有るので「紅茶うがい」も良いでしょう。
うがいのしかた
いきなりガラガラ、ペッ。ではなく、まず口をゆすぎます。
ゆすぐことによって口の中のウイルスだけでなく歯や歯茎についた雑菌を洗い流します。
うがいは、15秒以上かけてのどの奥の方までしっかりやることでウイルス等の異物を洗い流すことが出来ます。
飲みうがい
外出先や乗り物に乗っているときに頻繁にうがいをするのは難しいものです。
普通のうがいよりも簡単に出来る予防方法が有ります。
それは「飲みうがい」です。
方法はいたって簡単、10分に一回水分を飲み込むだけです。
ウイルスは胃酸で死滅するので、飲み物と一緒に10分に一回程度、胃に送り込めばインフルエンザにかかることは有りません。
飲み物は、水よりも緑茶や紅茶のほうが効果が有ります。
市販されているペットボトルの商品でも問題なし!ただしミルクティーだけは不可。
ミルクと反応し抗菌作用が減少するといわれています。
飲む場合はストレートティーを得有らびましょう。
一番の感染源は手!
ウイルスは目に見えないだけに、鼻やのどからの感染に注意が行きがちですが、一番注意しなければいけないのは「手」!
インフルエンザウイルスは、患者のくしゃみが飛んだテーブルの上や鼻水をさわったまま押したエレベーターのボタン、エスカレーターの手すり、ドアノブなどにも付着します。
飲食店のメニューや調味料も例外ではありません。
そういったものを触ったあとに自分の目や鼻、口などの粘膜を触ると感染の危険が有ります。
体の中で一番きたないのは手のひら!感染予防は手洗いを徹底することが一番です。
マスクをするよりも手洗いを徹底することのほうが実質的な予防につながります。
手洗いも、この時期は水が冷たいのでなかなかじっくりとは、いきにくいですが、手洗いは、少なくとも15秒以上かけてきちんと石鹸を泡立てて洗います。
爪の先、指と指の間も念入りに。
見落としがちなのはスマートフォン。
スマートフォンの画面はインフルエンザウイルスだけでなく雑菌などで汚れています。
スマホの画面をこまめに拭き、使い終わったら手を洗う様にしましょう。
予防接種
インフルエンザ予防接種を受けていても、インフルエンザにかかってしまったというニュースが流れることで、予防接種は聞かないのではないかと思われることも有りますが、データ的に一番確実性が高いとされています。
インフルエンザウイルスの効果は摂取後、2週間後から抵抗力がつき約1か月で頂点に達し、約4ヶ月ほど効果が持続します。
インフルエンザは3月ごろまで流行が続くので、それに合わせて摂取するといいでしょう。
その他の方法
・帰宅後のシャワー
外出後、速やかに体や頭にについたウイルスを洗い流すことで、部屋にウイルスを持ち込まにようにする事が出来ます。
・起床後の歯磨き
口の中の細菌は睡眠中に増殖するので、寝る前と起床直後に歯磨きすることで、インフルエンザの発症率が抑制されるということです。
・免疫力のUP
十分な睡眠、栄養を取ってウイルスに負けない体の状態を作りましょう。
インフルエンザにかかったかな?そんなときは・・・
インフルエンザの予防接種やうがい手洗いなどの対策をしたとしても、インフルエンザにかかってしまうこともあります。
医師によると、インフルエンザは4~5日寝ていれば治る病気なので何が何でも病院に行く必要は無いということ安静にしているのが重要ということです。
また、家族に感染者が出てしまった場合、2次感染を防ぐために、発症してしまった人をなるべく隔離し、看病する際には、マスクをし対応後はしっかり手を洗うことが重要です。
インフルエンザ予防グッズ
インフルエンザ予防に効果的な市販で購入できるグッズをご紹介します。
マスク
マスクでインフルエンザウイルスをブロックするためには医療用のマスク程(N95)の性能が必要です。
しかし、医療用のマスクは高価であり呼吸がしずらく長時間の着用には不向きです。
マスクはインフルエンザ予防にそれほど効果は無いと、冒頭で述べましたが、マスクをする事でのどの乾燥を防ぎます。
のどの湿度が上がれば、インフルエンザウイルスが付着したとしても、増殖を防ぐことが出来ます。
私たちが現実的にインフルエンザの予防に使用するのは、不織布マスクということになります。
どの様なマスクも正しく使用しなければ意味が無いので、サイズや使用方法をしっかり確認して使用しましょう。
アルコールジェル
アルコールにはインフルエンザウイルスに対する抗菌作用が有りますが、使用する時に手が濡れていると効果が発揮できません。
手からアルコールが揮発する時に殺菌作用が現れるので、濡れた手で使用すると揮発までに時間が掛かってしまうので効果が薄れてしまいます。
機能性のど飴
お茶を少しずつ飲む、「飲みうがい」のように飴をなめることで唾液がのどを洗い、胃の中に流し続ける効果が期待できます。
唾液には免疫物質が沢山含まれており、ウイルスをやっつけてくれる働きもあります。
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国分グループ本社 養命酒酒造のど飴(養命酒製造) 64g×12個 【送料無料】 価格:3,080円 |
クロモジのエキスのポリフェノール成分がインフルエンザウイルスの増殖を阻害するというものです。
紹介の商品は12個セットなので参考までに・・・
他には「紅茶博士のテアフラビンのど飴」は紅茶ポリフェノールが効果あり
まとめ
インフルエンザ予防として、
マスク、うがい、飲みうがい、手洗いなどをご紹介しました。
また、感染しても発症させないことが大事。
しっかり、栄養を取って、睡眠をとってウイルスに負けない体を作ることも大切です。
インフルエンザが流行していますが、予防して乗り切りましょう。